自作PCサーバーの消費電力を約40W削減した話 #4 CPU,GPU,M/B,SSDを交換する

自作PCなど
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自作PCサーバーで利用のCPU,GPU,M/B,SSDを交換して高性能化と省電力化をします。

はじめに

自作PCサーバーのパーツ、CPU,GPU,M/B,SSD部分を交換しました。
CPU+GPUをRyzen 5 3600+Geforce GTX 750Tiから、Ryzen 5 5600G(iGPU内蔵)に交換することで、多くの省電力削減を見込めます。

なお、「自作PCサーバーの消費電力を約40W削減した話」記事の投稿順は、作業順とは違いますのでご了承ください。

旧環境と検証環境と新環境

  • 旧環境
    M/B:ASRock B450M Pro4
      PCIeスロットは x1が1つ、x16が2つ
    CPU:Ryzen 5 3600
    dGPU:GeForce GTX750Ti
    NVMe-SSD:ADATA XPG SX8200 Pro 1TB
      Windows10をインストール、初期UEFI-BIOSが不安定だったため調査用(UEFIでブート元を切り替え)
    SATA-SSD:Samsung 860 QVO 1TB (QLCタイプ)
      ESXi6.7とVMを格納
  • 検証環境
    M/B:ASRock A520M-ITX/ac
      利用するケースの関係でMini-ITXを選択
    CPU:Ryzen 5 5600G(iGPU内蔵)
    NVMe-SSD:ADATA XPG SX8200 Pro 1TB
      ESXi7.0を新規インストール(USB-NIC対応)
  • 新環境
    M/B:ASRock B550M Pro4
      PCIeスロットは x1が1つ、x16が2つ
    CPU:Ryzen 5 5600G(iGPUを含む)
    NVMe-SSD:ADATA XPG SX8200 Pro 1TB
      検証環境からそのまま移動、こちらにはディスク速度が要求されるVMを格納予定
    SATA-SSD:Samsung 860 PRO 1TB (MLCタイプ)
      VMを格納(ディスク速度を要求するものが無いため)
      NVMe用のドライバが見つからなかったら、こちらにESXi7.0を入れる予定だった。
      ESXi7.0とVMの格納場所を分けた理由は機会があれば公開します。

     

ハイパーバイザーのVMware vSphere ESXiを6.7から7.0へ変更するため、いきなり本番環境で実施するとトラブル発生時に困ってしまうので、今回は、検証環境を構築して、予め確認した後に、新環境を構築しています。

検証環境で利用したカスタムインストールISOの作り方は、#1 NVMe&USB-NIC対応ESXi7.0カスタムインストールISOを作成する を参照ください。
なお、#1 にもありますが、本来セキュアブートでESXi7.0環境を構築したかったのですが、USB-NICの自動有効化を優先したため、セキュアブートは断念しています。
このため、新環境には、検証環境で利用したNVMe-SSDをそのまま移動しただけで、ESXi7.0を再度インストールしていません。

このように、チップセットがA520からB550に変わっても、ESXi7.0は特にドライバの追加などなく、執筆時点で実働開始から約一ヵ月立ちますが問題は1件(USB関係であるがUSB-NICには影響なし)を除き発生していません。
この問題の1件(USB関係)は別途記事にしたいとは思っていますが、問題解決しない場合は記事にしない(できない?)可能性があります。

消費電力の低減

各種交換前後の消費電力は次となりました。

旧環境消費電力:115~118W
新環境消費電力: 79~ 85W

33~36W程度の省電力化を確認しました。

最後に

今回、CPU,GPU,M/B,SSDを交換しましたが、やはりdGPUをiGPUにしたことが省電力化に大きく影響しています。
また、CPUが高性能化しているため、その分、従来の処理が短時間で終了しますので、結果としてより消費電力化に貢献していると思います。
何かの参考になれば幸いです。

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